2008/7/9 水曜日

耳と鼻のはなし

Filed under: ひとりごと — mai @ 16:56:49

一昨日から右耳の裏がパンパンに腫れてて痛むのです。右下の奥歯もその前から痛んでるから、ひょっとして神経が腐ってるんじゃあ・・・そしたら切開しなきゃいけないのかな・・・今入院なんてしてる場合じゃないのに・・・。なんてことを考えてたらものすごく気落ちしてしまった。昨夜は痛みと不安であんまり眠れませんでした。そしたら見事に寝坊したので、ついでに病院へ行くことにしました。
もしもの事を考えて、耳鼻科もある総合病院へ行ってきました。私が診察室入り待ちをしている時、カーテン越しに診察中の様子が聞こえてきました。患者さんは超難聴なおばあさんらしくておばあさんも医師もでっかい声で話してます。

医師「耳垢が固まってこびりついてるので、柔らかくしながら取り除きますね。痛かったら言ってください」
患者「ええ。それでね、緑内障をやった時に耳が遠くなっちゃって、なんか詰まった感じがするんです」
医師「はい!ですから!耳垢がね!固まって取れなくなってるので!今取り除いてるところなんですよ~!!」
患者「あら。そしたら一度脱脂綿か何かでふやかさないと取れないんじゃないんでしょうか?」
医師「はい!耳垢を柔らかくするお薬を塗って、今取り除いてるところですから。痛かったら言ってくださいね!!」
患者「まぁまぁ~。なかなか取れないんじゃないんでしょうかねぇ。緑内障をやった時にね、耳が詰まった感じになってしまったんですよ。」
医師「はい!痛かったら言ってくださいね・・・」

~ このやりとりをしばらく繰り返し ~

医師「はい。取れましたよ。痛くありませんでしたか?」
患者「あら!まぁ~。何十年分だからすごいこと!」
(※ちゃんと聞こえるようになったらしく、
 ここから会話がまともになっていきました)

よっぽどでっかい耳くそが取れたみたいで、元難聴おばあさんはしきりに感激してます。とここで、私の隣に座ってた足の悪いおばあさんもやり取りを聞いてたらしく「へへっ」と鼻で笑いました。あんただって明日は我が身かもよ~鼻で笑ってる場合か?と内心思いましたが・・・。
元難聴おばあさんの診察が終わり、足の悪いおばあさんの診察が始まったところで急患が来たことを知らせる職員が飛んできて、医師に「4歳の男の子で、鼻の穴に5mm×5mm大のおもちゃの部品が入ってしまって、お母さんがピンセットでつまみ出そうとしたら、部品が奥に入っちゃって出血してるそうです。5分後にここに来ます!」と伝えました。私はなんか面白いことになってきたな~と思い、ちょっとワクワクしながら話を聞いてました。
そういや、私も子供の頃に1cmくらいのビーズ玉を鼻の穴に入れたり出したりして遊んでたことがあったな・・・そしたらちょっとしたはずみで奥に入っちゃって、取ろうとしても取れなくて鼻血が出てきて、保育園のお昼寝の時間になっても取れなくて布団の中で泣きながら必死に鼻をほじくってたな・・・帰る時間になって試しに鼻をかんだら、ポンっと出てきて事なきを得ましたが。
昔のことを思い出してる間に、男の子とお母さんが到着しました。男の子は大泣きはしてなかったけどずっとグズグズ言ってます。するとお母さんが「おめぇが鼻の穴にあんなもん入れたりするからだろが!自分が悪いんじゃねぇかよ!チッ」と子供をなじり始めました。でも、ピンセットで奥に入れた上に出血させたのはお母さんです。ひどいお母さんですね。男の子が診察室に入ってる間、お母さんは待合所でぼんやり待ってたんですが、ポッカーンと口を開けたままテレビを眺めてて、あまりおりこうじゃなさそうでした。
総合病院みたいな大きい病院に来ると、ちょっとした出来事がそこらじゅうにたくさん落ちてて面白いですね。

あ、私の腫れ物は熟しきれてないから切開しないそうです。お薬をもらっただけで今日のところは勘弁してもらいました。良かった良かった。

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